地域医療域想とは

「高齢化がピークを迎える2025年の医療需要予測に基づき、どれだけの医療を提供できるのかを示す構想。14年に成立した地域医療・介護推進法に基づいて各都道府県が定める。需要が高まって財政負担が膨らむことが予測されるため、効率的なサービス提供をめざす狙い。民間病院も多く、ベッド削減数は『自主的な取り組み』で強制力はない。」(4/2付朝日新聞)

 入院の必要性が低い患者を在宅医療に移す

「年間40兆円を超える医療のうち4割をしめる入院費を減らすことが大きな課題となっており、国は18年度の診療報酬改定で入院患者を在宅医療に移す流れを促進していく。一方、全国の病院の7割は民間経営のため、地域医療構想に基づく削減計画は強制できない。都道府県が自主的な取り組みを促すことになるが、実効性は不透明」とあります。(同新聞)

実効性は不透明とはありますが

まだ実行する前の計画ですから、どういう結果になるか分からないのは当たり前です。国がどういうビジョンのもとに医療計画・介護計画を作っていくのかを理解することは、これからの介護経営に最も重要なことだと思います。

この地域医療構想を基本方針として、2018年度から始まる「第7次医療計画」を策定し

医療機能の分化・連携と地域包括ケアシステムの構築を一体的に推進するために2018年度から始まる第7期介護保険計画を策定する予定になっています。当然、地域医療構想でいう病床機能分化・連携は両計画に反映します。地域医療構想が示しているビジョンは、今後の介護保険計画に大きく影響します。

大阪府の地域医療構想は平成28年3月に公表されています

策定の背景として、

「地域において効果的かつ効率的な医療提供体制を構築するために、都道府県に現行の保健医療計画の一部として地域医療構想の策定が義務づけられた」

高齢化の進展として、

「大阪府では2010年の75歳以上の人口約84万人が、2025年には約153万人となり、約70万人(+81.3%)が増加する。全国平均の+53.5%」と比べてきわめて高く、全国第4位の高水準」と説明しています。

 大阪府地域医療構想の内容

①2025年の2次医療圏別の医療需要と必要病床数の推計

府では、2次医療圏を8つの医療圏としています。そのうちの一つである豊能医療圏は、能勢町、豊能町、箕面市、池田市、豊中市、吹田市の4市2町です。医療圏ごとを構想区域としています。

②将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策

・医療機能の分化・連携のための施設整備等

・在宅機能の充実と医療従事者の確保・養成

・地域医療介護総合確保基金の活用方策

今後もさらに、地域医療構想、大阪府地域医療構想、豊能医療圏の地域医療構想を確認していきたいと思います。

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