大阪府地域医療構想に基づき、吹田市における在宅医療・介護連携推進事業への取り組みが「吹田市在宅医療・介護連携推進協議会」で検討されています。

一方、在宅医療の現状や課題については、吹田市地域医療懇談会で検討されています。

平成28年10月13日に開催された第2回目同懇談会で、資料1として提出された「訪問看護の実態調査」(平成28年10月13日付吹田市健康医療部地域医療推進室)をみていきたいと思います

この資料の経緯としまして、吹田市地域医療懇談会で議事を進めていく医師側からのキーワードとして訪問看護ステーションがあげられるとともに、平成28年度の同懇談会には吹田市医師会立訪問看護ステーションの管理者が参加されています。その中で吹田市内の訪問ステーションの現状を把握するため、この実態調査が実施されたものと思われます。

その資料説明を受けての委員の方の次の発言が、結論を言い表していると思います。

「こんなに小規模事業所が多かったことに驚いています。常勤換算4人などで運営している事業所での24時間対応はかなり負担であると思いますので、そうなると在宅医療で医師にも負担になるので、小規模の訪問看護ステーションを大きくしていかなければならないと、リアルに分かりました。」

実態調査の次のように行われました

調査対象:吹田市内の訪問看護ステーション 37事業所

回収状況:100%

調査時点:平成28年5月末

吹田市内の訪問看護ステーションの開設年数や規模は次のとおり

①開設5年未満の事業所が半数を占めます。

②看護職員5人未満の小規模事業所が約75%を占めます。

③小規模事業所の約半数が5年未満に開設された事業所です。

④1事業所あたりの平均看護職員数は4.5人で、大阪府の平均より少ない。

⑤経験年数の少ない看護職員の人数は、大阪府の平均より多い。

⑥事務所連絡会の加入率は約半数で、5年未満に開設された事業所の多くが未加入です。

トーマツ・ヘルスケアアドバイザーの和田氏が「ナースも顧客もどうしたら集まる!」で、「経営の安定化や利用者の満足化を図るためには、5人程度のナースと約100人程度の利用者が必要」と指摘されていました。

実態調査からも、この指摘はひとつの目標となると思いますね。 

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