先日、阪急の御影にある香雪美術館を訪ねました。企画展「没後40年 熊谷守一 お前百まで わしゃいつまでも」(3月11日~5月7日)を開催していました。

 

熊谷守一(くまがいもりかず1880~1977年)は

「対象を也面で大きく捉え、それを強い輪郭線でくくるという独自の様式を確立した。晩年にいたってもその独自性を伸張し、抽象画と見まがうような『直感の次元で単純化された具象画』を残した」とあります。

熊谷守一は、私の好きな画家の一人です。

企画展では油彩、書、水彩などが展示されていました。熊谷守一の本職は画家ですが、最初は食べるために書を書いたとあります。

熊谷守一の好きだった言葉は、「五風十雨(ごふうじゅうう)」だそうです。

その書がありました。

その意味は、「五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る。天気が順調で、農作のために都合がよいこと(お米が一番おいしく育つそうです)。転じて 、世の中が平和で穏やかであるという意味もある。」とか

初めてその言葉とその意味を知りました。なかなか良い言葉ですね。

世の中には雨も風は必要、人生も同じということなのかなと…勝手に想像しました。

ある方は、熊谷守一を

「哲学者のようで赤子のようで、老人のようで子供のようで、俗人のようで仙人のようで、貧しいようで富んでいるようで・・・・・・・熊谷守一の不思議な魅力は際限がありません」と表しています。

熊谷守一の作品をみて、

あらためて、その人の生き方が表現するもの(作品)に現れているのだと思いました。

うったえるものが多い画家や音楽家、役者などは、その人の生き方や人格が魅力があるものとなっているのだと思います。

これは、画家や音楽家などの芸術家に限らないことだと思いますね。

どの職業でも、その人の生き方や人格が取り組んでいる仕事(作品)に現れると思っています。

最近、耳にした言葉に次の言葉があります。

「一流のスープは二流の芸術作品より創造的である。」

ここでいうスープというのは、分野を問わず各人の仕事(作品)だと考えています。