吹田市地域医療推進懇談会とは

大阪府地域医療構想が策定されたことにより、2次医療圏単位である豊能構想区域において在宅医療に関する懇話会が設置されました。それを受けて、介護保険者である吹田市が、市における在宅医療の推進等の課題解決を検討するために設置したものです。

懇談会は平成28年度に4回開催されています。最終の懇談会では、①在宅医療推進の環境づくりについての議論のまとめ、②来年度の進め方(案)などが報告されています。

その中で懇談会は4つの検討すべき対策を指摘しています。

4つの対策の一つである「在宅医療を支えるバックアップシステムの構築」の対策を検討するために〝訪問看護〟の現状と課題などが、次のように指摘されています。

ア 訪問看護の現状と問題とは

〇 小規模及び開設5年未満の訪問看護事業所 が多く、小規模ほど負担が大きい

〇 事業所連絡会の加入率が約5割

〇 訪問看護事業所によって、ネットワーク構築等に対する意識にばらつきがある

〇 ネットワーク構築等を目的に部会で集まっているが、参加者も減り、顔なじみばかり

〇 医療ニーズの高いケースも増え、一人での判断も求められるなどから、訪問看護師のなり手がいない

〇 特定医療行為ができないために24時間対応ができない事業所もある

イ 訪問看護の課題とは

〇 訪問看護の事業所間の協力支援体制の構築(ネトワークづくり)

〇 訪問看護師の人材確保

〇 必要な体制確保及び看護の質の向上のための、系統立てた研修の実施

ウ 対策の方向性とは

〇 事業所連絡会訪問看護部会の加入促進と活動の活性化(顔の見える関係づくり)

〇 潜在看護師発掘のための取組みの実施

〇 地域の病院等において、受けやすい訪問看護の研修の工夫(特定医療行為の研修等)

以上のように、論点がわかりやすく取りまとめがされていますね。掲げられている「ウの対策の方向性」の具体的案がどのようなものになるのか?今年度の懇談会の議論を期待しています。

なんでもそうだと思いますが、新しいものを実現し、具体案を実効的なものにするには、「ヒト・モノ・カネ」と携わっている方々の思いが不可欠だと思います。

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