土曜日は、「起業者の会計超理解ハンドブック」として起業者にとって必要な“会計”を紹介しています。

 

起業者には、「お金の動きを通して会社の状態を把握し、経営をコントロールする」ことが必須です。

そのためには、利益や売上高など会社の成績をあらわす“会計”とお金をどのように使うかを判断するための物差しである“ファイナンス”の勘所は、ざっくりと押さえておく必要があります。

起業者にとって必要な“会計”を、分かりやすく解説していきます。

気楽にお読みください!

 

「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は三つの箱で、理解する」です

聞いたことがありますよね。貸借対照表(BS:ビーエス)。ビーエスは、「Balance Sheet」を省略して、そう呼んでいます。

「バランス(Balance)」とは、預金や負債の「残高」のことです。ですからバランスシートとは残高一覧表のことです。

 

「貸借対照表」とは、企業がお金を集めた方法と何に使ったが分かる「一覧表」です

下の図は貸借対照表ですが、細かく見る必要はありません。まず、大きな3つの箱を眺めてください(色の部分に注目してください)。

左側に一つの箱(緑の箱)、右側に二つの箱(ピンクの箱、薄いオレンジの箱)という大きな三つの箱に分かれていることをご確認ください。

 

集めた資金の投資・運用状況が分かる箱が「資産の部」

左側の緑色の一番大きな箱は「資産の部」です。ここには企業が集めたきたお金が、何にどれだけ投資されているかが記載されています。

 

企業がそのお金をどうやって集めてきたのかが分かる箱が「右側のふたつの箱」です。

 

「負債の部」とは

右上のピンク色の箱「負債の部」には、銀行などから集めた、いつかは返す必要があるお金が記載されます。「返す必要のあるお金=他人資本」があらわされます。

 

「純資産の部」とは

右下の薄いオレンジの箱「純資産の部」には、負債の部とは反対に返す必要のないお金「自己資本」があらわされています。その中身は、株主から集めた資本金や損益計算書で見た、企業が稼いだ利益が利益剰余金として積み上げられます。

 

貸借対照表の左側と右側の合計額は必ず一致します。なぜでしょうか?

集めたお金は右側に、その集めたお金を何に投資しているかを左側にあらわした表ですから、右側と左側をそれぞれ合計しますと、当然、必ず金額は同額になります。

 

起業者は、細かい項目は覚える必要ありません。直感で認識してくださいね。

 

実際の貸借対照表は、次のようなものです。

 

次回の12/2(土)は、「貸借対照表の五つの箱」や「貸借対照表から、キャッシュを生み出す方法」などを考えていきます。

 

(図の出所:「経営力・資金調達力強化を目指す中小企業のための「中小会計要領」の手引き:中小企業庁財務課」、週刊ダイヤモンド6/1o号)

 

会計で気になる点や疑問点があれば、電話やメールでお気軽にご相談ください(来所していただける場合は初回無料です)。

 

土曜日は、「“会計”に挫折した起業者の方を対象に、起業者の会計超理解ハンドブック」

・「損益計算書は前期と比較する」はこちら(11/18)

・「損益計算書は5つの“利益”だけ覚えてください」はこちら(11/11)

・「財務三表とは?」はこちら(11/4)

・「会計の勉強を始めたが…」はこちら(10/28)

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

 

月曜日は、開業予定者や創業者を対象に「開業の基礎知識~初めて開業する方に、税理士からお伝えします」

・「前年の所得にかかってきます。退職後の住民税の支払を忘れずに!」はこちら(11/20)

・「退職後に郵送される給与所得の源泉徴収票の保管を忘れずに」はこちら(11/13)

 

火・木曜日は、「介護事業の基礎知識バージョンアップ゚編」として記事を紹介しています。

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水曜日は、「同族会社とその役員の手引き」

 

日曜日は、贈与税の特例制度の注意点を紹介しています。

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