土曜日は、起業者にとって必要な“会計”を紹介しています。

 

起業者には、「お金の動きを通して会社の状態を把握し、経営をコントロールする」ことは必須です。

そのためには、利益や売上高など会社の成績をあらわす“会計”と、お金をどのように使うかを判断するための物差しである“ファイナンス”の要点を、ざっくりと押さえておく必要があります。

起業者にとって“会計”を、分かりやすく解説していきます。

週末でお休みの方もおられると思います。気楽にお読みください。

 

前回は「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は三つの箱で、理解する」でした。

今回は「貸借対照表は五つの箱で考える」です

 

三つの箱は、①資産の部、②負債の部、③純資産の部の箱でした。この中の、①資産の部と②負債の部を、一定のルールで各々2つに区分します。

 

そのルールとは、1年以内に現金化できるか、または返済・支払期限が来るかどうかで、①資産の部と②負債の部を、「流動」と「固定」に分けるというルールです。

これは、企業の財政状態の安全性を見る重要なポイントになるからです。

 

下図の貸借対照表の構造をご覧になってください。

 

①流動資産

1年以内に現金化できる資産のことです。現金や預貯金、売掛金、商品などが入ります。

原則、すぐに現金化できる資産をもっていれば、安全性は高いといえます。

②固定資産

1年以内に現金化できない資産で、流動資産より現金化に時間がかかる資産です。土地や工場、建物などが入ります。

③流動負債

1年以内に返済や支払期限を迎える負債のことです。短期借入金、買掛金などが入ります。流動負債が流動資産より著しく多い場合は、返済に危険性があるといえます。

④固定負債

1年より後に返済や支払期限を迎える負債のことです。長期借入金などが入ります。

⑤純資産

返す必要のないお金「自己資本」があらわされています。その中身は、株主から集めた資本金や損益計算書で見た、企業が稼いだ利益が利益剰余金として積み上げられます。

 

繰り返しになりますが

ルールは「1年以内に現金化できるかどうかで、流動と固定に分ける」です

そして、貸借対照表は五つの箱で考えてくださいね。

 

貸借対照表は財政状態をあらわしています。一番、重要なことは「現金をどう増やすか」です。つまり、毎日の返済や支払が円滑に行えるかどうかがポイントになります。

次回、12/9(土)は、貸借対照表から現金を増やすチェックポイントを考えて行きます。

 

会計で気になる点や疑問点があれば、お気軽にご相談ください。初回無料です。

 

土曜日は、「会計の勉強を始めた起業者の方に“会計超理解ハンドブック”」です。

・「貸借対照表は三つの箱で、理解する!」はこちら(11/25)

・「損益計算書は前期と比較する」はこちら(11/18)

・「損益計算書は5つの“利益”だけ覚えてください」はこちら(11/11)

・「財務三表とは?」はこちら(11/4)

・「会計の勉強を始めたが…」はこちら(10/28)

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

 

月曜日は、開業予定者や創業者を対象に「開業の基礎知識~初めて開業する方に、税理士からお伝えします」

・「事業主としてリスクに備える~小規模企業共済がおすすめです」はこちら(11/27)

・「退職後の住民税の支払いを忘れずに」はこちら(11/20)

 

火・木曜日は、「介護事業の基礎知識バージョンアップ゚編」として記事を紹介しています。

 

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