先日、よどきり医療と介護のまちづくり株式会社・TRAPE共催セミナーに参加しました。講師は、社会医療法人愛仁会本部の部長坪茂典氏です。

 

その中で、私が重要だと考えたことをお伝えします。

 

社会福祉法人愛和会の母体は、社会医療法人愛仁会。

同福祉法人は宝塚、豊中、高槻で在宅・通所・入所サービスなど幅広い介護事業に取り組んでいます。今回は宝塚地区で取り組まれている事業を中心に。

 

地域包括ケアシステムの進化する「植木鉢」から

地域総合事業の背景となっている考え方です。

最初のモデル(左図)で、葉の部分に位置付けられていた「予防」が、自助・互助の取組みが担う土台部分へ生活支援と一体的に示されました。

「介護」を考える際の考え方、「生活行為の障害」とは

生活行為の遂行が様々な要因によって阻害されること。

その要因には、病気、老化による機能低下、生活の悪習慣、家族・対人関係、社会の価値観、環境、正確・特性などがあります。

これらの要因によって、人は生活行為が上手くできずに、生活行為の縮小・障害がおこります。生活意欲の低下・要介護状態になります。

※ 「国際生活機能(ICF)モデル」というそうです。

 

同法人の地域包括ケアへのアプローチの視点は、次のとおり

① リハビリの効果

② 機能強化型訪問看護ステーション

③ 24時間サービス

④ 認知症へのアプローチ

⑤ インフォーマルサービスとの連携

 

(地域サポート型施設(特養)の取り組み)

「地域サポート型施設」の認定を受けて、生活援助員等を配置して地域住民を対象に24時間体制の見守り等を行っています。

 

<参考>地域サポート型施設とは

社会福祉法人など、その特養等に配置した生活援助員等が、24時間体制の見守り訪問、相談業務を行います(兵庫県が認定)。

その援助員が宅配サービス(有料)や安否確認を行って、見守りをおこなっています。こうしたことにより、介護保険サービスを実施するだけでは見えなかった高齢者の生活課題が発見されます。さらに進めて民生委員や地域の役員と連携し、関係機関とのネットワークを基盤に地域生活を支える仕組み作りを進めています。

 

(地域開放型のこども食堂)

社会福祉協議会と共催で高齢者とこどもをつなぐというねらいから、随時に「子ども食堂」の実施に取り組んでいます。

 

(熊本地震へのボランティア支援)

福祉避難所開設・運営マニュアルの作成の実績などがあり、専門職の熊本地震支援の依頼がありました。全額法人負担で熊本地震支援に専門職を派遣しました。

 

(これからの地域包括ケアからの街づくり)

① フォーマルサービス(医療・介護保険、公助)やインフォーマルサービス(保険外サービス、コミュニティワーク、事業者からのアウトリーチ)により、地域の生活弱者を支えるとともに、社会福祉法人としての地域における公益的な取り組みを進めます。

② 大切なことは地域のコミュニケーションですが、それを広げるには日頃のネットワークが重要です。

③ さらに、そうしたコミュニケーションを広げる取り組みには専門職の熱意が必要であるとともに、一方で経営の視点として経済的インセンティブを忘れてはいけません。矛盾するものですが、その矛盾を取り込む仕組みを創造することが求められています。

 

 

社会福祉法人としてのこうした取り組みを、坪氏からうかがって、率先してその役割を果たそうとされる気持ちが伝わります。

今回、同法人の様々な取り組みをお聞きして、株式会社とは違う「社会福祉法人」という制度や役割について、さらに知識や経験を深めていきますね。

 

みなさん、今日も元気で冬の1日をお過ごしください!

今日は「住宅取得等資金の贈与の非課税の誤りやすい事例」は休載しました。

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

 

・月曜日は「開業の基礎知識~初めて開業する方に、税理士からお伝えします」

・火・木曜日は「介護事業の基礎知識バージョンアップ゚編」

・水曜日は「同族会社とその役員の手引き」

・金曜日は「相続税や贈与税についてわかりやすく」

・土曜日は「会計の勉強を始めた起業者の方に“会計超理解ハンドブック”」

・日曜日の「住宅取得等資金の贈与の非課税の誤りやすい事例」