平成30年度介護報酬改定の重要な改定事項を、カテゴリー別にご紹介しています。

居宅介護支援の重要な改定事項をご説明しています。

 

今回は

「末期がん患者の在宅看取りの際に発生する頻回の支援を評価するターミナルケアマネジメント加算の新設」~平成30年度介護報酬改定

居宅介護支援の4回目です。

 

末期の悪性腫瘍の利用者に対するケアマネジメントのなかで

「ケアマネジメントプロセスの簡素化」を図ります

著しい状態の変化を伴う末期の悪性腫瘍の利用者については、主治の医師等の助言を得ることを前提として、サービス担当者会議の招集を不要とすること等によりケアマネジメントプロセスを簡素化します。

※ 改定後の「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(課長通知)」中の、第3「運営に関する基準」のうち⑨「サービス担当者会議等による専門的意見の聴取」が見直されています。

 

さらに

「ターミナルケアマネジメント加算」~頻回な利用者の状態変化等の把握等に対する評価を新設します

末期の悪性腫瘍の利用者又はその家族の同意を得た上で、主治の医師等の助言を得つつ、ターミナル期に通常よりも頻回な訪問により利用者の状態変化やサービス変更の必要性を把握するとともに、そこで把握した利用者の心身の状況等の情報を記録し、主治の医師等や居宅サービス事業者へ提供した場合を新たに評価します。

 

新設の単位数

次のとおりです。

 

 

算定の要件は次のとおりです

□ 末期の悪性腫瘍であって、在宅で死亡した利用者が対象です(在宅訪問後、24時間以内に在宅以外で死亡した場合を含む)。

□ 24時間連絡がとれる体制を確保し、かつ、必要に応じて、指定居宅介護支援を行うことができる体制を整備することが必要です。

□ 利用者又はその家族の同意を得た上で、死亡日及び死亡日前14日以内に2日以上在宅を訪問し、主治の医師等の助言を得つつ、利用者の状態やサービス変更の必要性等の把握、利用者への支援を実施すること。

□ 訪問により把握した利用者の心身の状況等の情報を記録し、主治の医師等及びケアプランに位置付けた居宅サービス事業者へ提供すること。

 

居宅介護支援の改定事項のうち(次の図参照)、「①医療と介護の連携の強化」が重要です。前々回に紹介した「入院時情報連携加算」、前回紹介した「退院・退所加算の見直し」、今回の紹介する「ターミナルケアマネジメント加算」は、いずれも「医療と介護の連携の強化」を図る改定事項です。

 

変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!

みなさん、今日も春の1日を元気にお過ごしください。

 

火・木曜日は、「介護事業の基礎知識~平成30年度介護報酬改定」として記事を紹介しています。

ブログ記事は

https://www.y-itax.com/category/kaigo/

 

平成30年度「居宅介護支援」介護報酬改定の重要事項は、次のとおりです。

① 居宅介護支援は、見直されて基本報酬は約1%引き上げ

② 入院時情報連携加算(Ⅰ:月200単位、Ⅱ:月100単位)の見直し

③ ケアプラン初回作成の手間が評価された退院・退所加算の見直し

 

「居宅介護支援」の論点

平成30年度介護報酬改定の動向は次のとおりです。

① 質の高いケアマネジメントの推進とはなにか?

② 公正中立なケアマネジメントの確保とはなにか?

③ 訪問回数の多い利用者への対応とはなにか?

④ 医療と介護の連携強化とはなにか?

⑤ 末期の悪性腫瘍の利用者に対するケアマネジメントとはなにか。

⑥ 障害福祉制度の相談支援専門員との密接な連携とはなにか?

 

 

平成30年度「訪問介護サービス」介護報酬改定の重要事項は、次のとおりです。

① 基本報酬の見直しは

 見守り的援助は身体介護に該当することを明確化

 新たに生活援助従事者研修課程が創設されました。

④ 生活機能向上連携加算に下位ランクの加算Ⅰを新設

⑤ 集合住宅減算はすべての建物が対象となります

⑥ 訪問回数の多いケアプランは市町村に提出し、地域ケア会議で検討を義務付ける。要介護1=27回以上など

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

・月曜日は「開業の基礎知識~初めて開業する方に、税理士からお伝えします」

・火・木曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「事業承継・税理士の視点」

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日は「贈与税についてわかりやすく!」