金曜日は相続税をわかりやすく紹介しています。今回は7回目。

 

相続登記をせずほうっておくと、不動産の登記名義人は、被相続人とはかぎらないケースが出てきます。

 

たとえば

あなたは一人息子。実家の父親が亡くなりました。実家の父親は6人兄弟の長男。あなたの父親は、祖父から実家を20年前に相続しています。しかし、祖父名義の不動産が、被相続人である父親の名義にしてありませんでした。

 

被相続人である父親が20年以上相続登記をしない結果

相続人(父親の兄弟)の死亡でそのこどもが相続人になるなど、相続人に異動がおきて複雑になります。

20年以上もほうっておいて、いざ登記しようとしたら、全部で相続人が20人。

相続人全員に実印押印してもらって、印鑑証明書を添付した遺産分割協議書を作成することになります。

 

相続登記には時間がかかります

相続登記に時間がかかるのはもちろんのこと、相続人20人の中には「いくらかにはなるかもしれない財産の相続権がある」という、降って湧いた話に反応して、少なくとも数十万円はもらえると考える人がでてきます。

 

そうなると、はんこ代という費用がかかるかもしれません

はんこ代の中身は、相続権は主張しないかわりに手続きに応じる手間賃として10万円くらいは支払って欲しいというものです。

相続人20人全員がハンコ代を要求しますと、約200万円かかります。

 

 

一方、名義変更しなくても相続税はかかります

相続登記をせず名義変更しなければ、相続税はかからないと思われるのは間違いです。

各相続人間で遺産分割の話し合いがまとまらない場合は、相続人は法定相続分で取得したものとして、相続税は期限内に申告と納付をしなければなりません。

 

→ 遺産の分割がきまらないときでも、相続税の申告期限が延びることはありません

 

他方、不動産にかかる固定資産税の支払いを考える必要があります

相続登記をせずに放置していたとしても、相続人には固定資産税の支払が発生します。

相続登記は義務ではありませんが、固定資産税の支払いは義務だからです。

 

 

あなたの実家が祖父母の代から所有されていた場合は、念のため実家の登記簿謄本を調べることをおすすめします。

 

Every day is a new day!

初夏の1日を元気にお過ごしください!

 

相続税をわかりやすく!

① 相続税の申告と納付までの、相続手続きの順序と流れ

② 遺産の分割が決まらないときでも、相続税の申告期限が延びることはありません

③ 亡くなった方が遺言を残していなかった場合は、遺産分割協議書を作成します

④ 相続人によって最低の取り分が保証されています

⑤ 単に財産をもらわないことを「相続放棄」とはいいません

⑥ 相続税がかからなくても申告が必要な場合があります

 

金曜日は「相続税をわかりやすく!」を紹介しています。

争族を避けるための基礎知識、相続の権利でよく出てくる問題、節税の三原則などをお伝えしています。

「相続税をわかりやすく!」の記事は

https://www.y-itax.com/category/souzoku/

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

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