井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2021.09.23.Thu | 経理・会計

自己資本比率が高いほど、法人は返済不要の資本を元手に事業を行っているため、財務が安定します ~ 中小企業の「決算書」の読み方[30]





今回は


総資産に占める自己資本に占める割合を自己資本比率といいます。自己資本比率の目標は30%程度を目安に


を紹介します。



自己資本比率とは


総資産のうちどの程度が自己資本でまかなわれているか示しています。

次のような算式で計算します。

純資産 ÷ 総資産× 100 = 自己資本比率(%)

自己資本比率が高いほど、その法人は返済不要の資本を元手に事業を行っているため、財務が安定します。

言い換えますと、自己資本比率が高ければ高いほど返済しなくて良い資本が潤沢にあるため、安全な会社といえます。


自己本比率は決算書から次のように計算します





たとえばQ社の自己資本比率は

=純資産 8千万円/ 総資産20千万円 × 100 = 40%


自己資本比率は金融機関が会社の数字を評価する際に、最も重要視する経営指標のひとつです


自己資本比率を向上させるには、自己資本を増やすか、負債を減らすか、のどちらかです。しかし、自己資本を増やすには、資本金を増やす(増資)ことで可能ですが、簡単ではありません。

それより、当期利益を増やして利益剰余金を増やすことが先決です。

一方、自己資本比率を向上させるには、負債を減らして総資本(総資産)を小さくする方があります。つまり、不要な負債を減らして、不要な資産を減らすことで、総資産は減少して、自己資本比率が向上します。


自己資本比率の目安は次のようなものです


(出所:小さな会社の決算書 著:富田健太郎、安藤祐貴)




「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」

(ピーター F.ドラッカー)

秋の1日、元気にお過ごしくださいね。




【編集後記】

お客様からいただいた、たねやのお月見団子「きぬかつぎ」です。

里芋形のお団子です。かわいい形です。

秋の夜長に、ゆっくりといただきました。







今日は、お彼岸なので、朝にお墓の掃除とお参りにいきました。





「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」

(ピーター F.ドラッカー)

秋の1日を元気にお過ごしください!





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