井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2022.03.06.Sun | 経理・会計

創業計画書を作成する際に必要な「月別収支計画書」の作り方 ~ 中小企業の「決算書」の読み方[46]



「経理・会計」の記事です。



今回は




創業前に作成する「月別収支計画書」。これは創業時の資金繰り表です





を紹介します。





創業される際に必要となる資金については、日本政策金融公庫からの借入れを利用するケースがあります。同公庫からの借入の際には創業計画書が必要となります。


創業計画書とは、新たに事業を始める方が、どのような見込みで事業を実現させていくかを第3者に伝えるものです。


新たに事業を始めようとする方にとって、これから始める事業は、どれぐらい利益が出るのか?という点が、ポイントになります。




創業後の収支見込みを収支計画といいます。これを月別に落とし込んだ資金繰り表が「月別収支計画書」です。




次のような計画書になります







たとえば、飲食業であれば売上予測は次のように行います







経費については、たとえば次のように算出します




■ 売上原価

原価率 35%(勤務時の経験から)

人件費

従業員1人20万円 専従者1人(妻)10万円 アルバイト3人 時給800円×14時間/日×26日=29万円

■ 家賃

20万円

支払利息

700万円×年○%÷12月=2万円

その他の経費

光熱費、広告宣伝費など50万円




こうして算出した月別の売上予測や経費の金額を月別収支計画書に記載します。つまり資金繰り表を作成します。



次のとおりです







(出所:日本政策金融公庫HP 創業計画書、月別収支計画書のテンプレート)








変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。

(ピーター F.ドラッカー)

冬の1日、元気にお過ごしくださいね。






[編集後記]

画像はココアちゃんです。

大変フレンドリーで可愛いワンちゃんです。






ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。



・月曜日は「創業者のクラウド会計

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・木曜日と金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税

・土曜日は「創業者のクラウド会計

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