井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2018.05.28.Mon | 創業

なぜ、自己資源の確認が必要なのか?自己の得意分野の棚卸しをしたうえで、ターゲットを明確にするため~事業計画(創業計画書)の立て方②

開業のための基礎知識を、次の順序で説明しています。

1 個人事業を始める場合の各種届出と確定申告

2 事業の具体的な準備~創業融資を利用する

 事業計画(創業計画書)の立て方

 

「事業計画(創業計画書)の立て方」について、次のとおり紹介していきます。

1 なぜ、事業計画(創業計画書)が必要なのか?

 自己資源の確認

3 事業内容

4 販売・仕入・資金計画

5 売上予測、収支返済計画

6 PDCA

 

今日は、

「なぜ、自己資源の確認が必要なのか?」

事業計画(創業計画書)の立て方の2回目です。

 

前回は創業計画書のコアな部分である、創業の動機や目的、目標を考えました。下の図でいうと「やりたいこと・好き」の黄色の部分です。

今回の自己資源の確認というのは、下の図でいうと「自分ができること・得意なこと」を洗い出すことになります。

 

(出所:あおもりシニア起業ハンドブック)

「自己資源の確認」とは、たとえば具体的には創業計画書の「経営者の略歴」欄が該当します

「経営者の略歴」には、勤務先、担当業務、役職や身につけたスキル・能力、資格、知的財産権まで記載するようになっています。

 

(出所:日本政策金融公庫「創業計画書」)

 

自分がどういう人間で、どういう能力や資源をもっているか?を観察して文章にすることです

上の公庫の創業計画書の「経営者の略歴」欄は、かなり簡略化されています。

その下書きを作成する際は、自分史を作成するような取り組み方で、詳細な職歴や職歴以外の事業に係わる経験や経歴を書いていきます。かなりのボリュームになります。

作成に時間がかかります。

そうした作業のプロセスから、①特徴と性格、②強みと弱み、③能力、④人脈、⑤健康、⑥資格・スキルが分かってきます。それらすべてが自己資源=経営資源だと考えます。

あと、家族や友人にも聞いてみます。参考になります。

 

こうして、自己資源を詳細に見つめていくと、自分を相対化、客観化することができます。冷静になれるということです。

面倒くさいと言わず、ぜひ、時間をかけて取り組んでください。

自社のHPを作成する際にも活用できます。

 

気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

Every day is a new day!

みなさん、今日も春の1日を元気にお過ごしください。

 

月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。

「開業のための基礎知識」ブログ記事は

http://www.y-itax.com/category/kaigyo/

 

事業計画(創業計画書)の立て方

① なぜ、事業計画(創業計画書)が必要なのか

 

開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。

①  自己資金と金融機関からの借入の考え方 

② 創業時の資金調達は、はじめに公的融資を考える。   

③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。

④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。

⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは

⑥ 日本政策金融公庫 無担保・無保証の新創業融資制度とは

 

事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。

① 普通預金通帳で資金管理をする! 

② 経理の必要性!経理は将来性を計る指標です。 

③ 記帳~会計ソフト利用の検討をおすすめします!

④ 記帳から確定申告、ざっくりとイメージしてください。  

⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。  

⑥ 消費税の計算方法は2つ、選択は慎重に。   

⑦ 帳簿や証憑類は整理して7年間保存する。  

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

・月曜日は「開業の基礎知識~初めて開業する方に、税理士からお伝えします」

・火・木曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「事業承継・税理士の視点」

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日は「贈与税についてわかりやすく!」

 

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