「公益信託の事業検討ワークショップ」の公益財団法人長野県みらい基金の事業案 ~ 公益信託[72]

公益信託の記事を掲載します。
「◯◯古文書公益信託~歴史・文化の保存と記録」の公益信託ワークショップ発表資料について
を紹介します。
「公益信託の事業検討ワークショップ」とは
ガイドライン等の作成にあたっての具体的な事業モデルやニーズの把握、制度利用促進に向けた横展開可能なモデル事例の検討を主な目的として、公益信託の事業検討ワークショップが開催されています。
参加組織は次のとおりです
・ 全国こども食堂支援センターむすびえ
・ 長野県みらい基金
・ 泉北のまちと暮らしを考える財団
・ ちくご川コミュニティ財団
・ キッズドア
・ 全国フードバンク推進協議会
このうち、公益財団法人長野県みらい基金の「◯◯古文書公益信託~歴史・文化の保存と記録」の事業(案)とは
信託目的とは
地域に眠る歴史・文化遺産(特に個人の家や地域に伝わる民間資料)の発掘、読み解き、記録、公開・活用を目的とする事業を行う非営利団体に、中長期的な視点から安定的に助成を行います。
寄附財産は
長野県内の土地売却金(想定寄付総額:2000万円)
公益事務内容とは
・ 郷土資料のデジタルアーカイブ化と公開
・ 古文書の翻刻と研究・普及活動
・ 無形文化遺産の記録と承継
・ 歴史文化財の活用と普及啓発活動
ステークホルダーとは
■ 受託者:公設の歴史博物館(古文書愛好会の事務局を務める専門機関として設定)
■ 受益者:民間の古文書愛好会
■ 信託管理人:地域コミュニティ財団
寄附者(委託者)のニーズは次のとおりです

想定される「受託者」と「信託管理人」とは

具体的な公益事務内容は次のとおりです

公益信託を使う理由は次のとおりです

このスキームのポイントは赤字で記載されている課題をどう解消するか?だと思います。
(出所:第9回会議関係資料 内閣府公益法人行政担当室)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター・F.ドラッカー)
立冬の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
消費税の記事はお休みしました。
ブログは、曜日によりテーマを決めて書いております。
月曜日~木曜日に、おもに消費税の記事を書いております。
金曜日は公益信託の記事を掲載しております。
土・日・祝日は、ブログをお休みしております。
・「贈与や相続・譲渡など資産税」または「確定申告などの所得税」
・「公益信託」
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。
また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。
本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。


