井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2021.05.10.Mon | 創業

法人が固定資産を購入した場合、最初に登録(記帳)すべきこと ~ クラウド会計freee[154]




「創業者のクラウド会計」の記事です。

クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。

今回は


法人が固定資産を購入した場合、最初に登録・記帳すべきこと



を紹介します。


期中に固定資産を購入した際には次の処理が必要となります


■ 固定資産の支出取引を登録します。

■ 固定資産台帳に登録します。


固定資産の支出取引の登録は次のようにおこないます


たとえば、自動車(車両運搬具)を4百万円で購入した場合





支出取引を登録した後、固定資産台帳に登録が必要です。次のようにおこないます


① 「決算」メニューから、「固定資産台帳」を開きます。

「+固定資産の登録」ボタンをクリックして、固定資産の登録をします。







② 必要事項を入力して固定資産を登録します。入力項目は次のとおりです






③ 登録の必須項目は次のとおりです


ⅰ 資産の名前

後で見直した場合に資産内容が思い出せる名称を設定します。

ⅱ 取得価額

購入にかかった金額を入力します。

ⅲ 取得日

固定資産を取得した日を登録します。

ⅳ 事業供用開始日

通常は取得日と同じです。実際に使い始めた日のことです。

ⅴ 資産分類

建物、工具器具備品など取得した固定資産により分類を決めます。

ⅵ 数量または面積

数量または面積を登録します。通常は数量は「1」となります。

ⅶ 償却方法

固定資産の償却方法を選択します。

■ 通常は「定率法」とします。

■ 開業費や創立費などの繰延資産や、ソフトウェアなどの無形資産は「均等償却」とします。

■ 建物は「定額法」とします。

■ 資産によっては、少額減価償却資産の特例(30万円未満)、一括償却(20万円未満のものを3年で償却)

などの特例を活用します。


ⅷ 耐用年数

国税庁の耐用年数表により決定します。間違いのない耐用年数を使用する必要がありますので、慎重に調べてから年数を決定します。



具体的な固定資産台帳への必要な項目の入力は次のとおりです


たとえば、2,305,000円の営業車(車両運搬具)を19/04/01に購入・事業供用した場合

定率法を選択し、耐用年数は6年になります







(出所:freeeヘルプマニュアル)





変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!


春の1日を元気にお過ごしください。








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