井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2025.05.15.Thu | 創業 消費税

「freee会計」令和7年から消費税課税事業者になった場合。消費税の「課税方式」「経理処理方法」の設定の仕方 ~ インボイス制度 消費税[679]




消費税の記事を掲載します。




令和5年分の売上が1,000万円を超えて令和7年から消費税課税事業者になった場合(一般課税全額控除を選択する場合)






を紹介します。




たとえば


① 売上推移

令和5年分 売上1,900万円

令和6年分 売上2,100万円

令和7年分 売上 ? 万円(消費税納税義務者)  

 

② 小売業(インボイス発行事業者の登録はなし)BtoC

③ 簡易課税の届出書は未提出

のケースで考えます。




「freee会計」では次のような手順で設定をしていくことになります。


Ⅰ 課税方式と経理処理方法を選択します(今回のブログ)

Ⅱ 税区分・消費税率を選定します(次回のブログ予定)






課税方式は次のとおりいくつかあります。今回は一般課税(全額控除)を選択します








2割特例の適用はありません(基準期間の課税売上高が1,000万円超であるため)。




次のフローチャートを参考にします










税込経理・税抜経理について



たとえば、税込経理を選択します。




Ⅰ-1 課税方式・経理処理方法を設定します




① [その他設定]メニュー →[事業所の詳細設定]を開きます。


② 「消費税の設定」という見出しの下にある各欄にて、課税方式経理処理方法を選択します。「簡易課税用事業区分」欄は、簡易課税の場合のみ設定します。




次のようなイメージです









Ⅰ-2 基準期間における課税売上高を入力します




freeeに対象となる事業年度(2年前)のデータが存在しない場合


基準期間の課税売上高については、「 消費税申告の対象者かどうかを判定する 」のヘルプページを参考に、freee上に入力します。




次のようなイメージです




















次回は「Ⅱ 税区分・消費税率を選定します」を解説する予定です。





(出所:freee会計ヘルプセンター)








「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」

(ピーター F.ドラッカー)

立夏の1日、朗らかにお過ごしくださいね。











[編集後記]





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