井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

一からはじめる会計のお手伝い。スタートアップの志を支える税理士。
Blog丁寧解説お役立ちブログ。
2021.12.11.Sat | 創業

freeeの初期設定では口座登録の後「開始残高の登録」を行います~ クラウド会計freee[202]



「創業者のクラウド会計」の記事です。



クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。



今回は




freeeの初期設定では、口座登録の後「開始残高の登録」を行います




を紹介します。




口座登録とは


<参考>

→  会社設立後freeeを使用する際に、初期設定として事前に口座の登録が必要です

→  口座の登録(API連携方式)と同期方法の設定について



開始残高の登録とは


当期の期首日時点での資産、負債、純資産の残高のことです。

事業で使用する口座の登録後、開始残高の設定をします。


開始残高の設定の手順について



1 「設定」→「開始残高の設定」


2  次のように事業の状況にあわせて、3つの方法のうちから開始残高の設定を選択します





① 新規に設立した会社 → 「開始残高を設定」

② 前期末の決算書からスタート → 「前期末の決算書を準備して開始残高を設定」

③ 他の会計ソフトから乗り換え → 「CSVで開始座高」




このうち新規設立法人の場合の開始残高の設定は次のとおりです




1 期首日時点の各口座の残高を入力します




期首時点の現金や銀行口座の残高を入力します。(借方残高です)




2 開業前の支出の金額を入力します(創立費、開業費、固定資産など)




会社の設立費用は「創立費」、開業準備費用は「開業費」として入力します。開業前に取得した機械や車両など、取得価格が10万円以上のものを入力します。(借方残高です)


3 調達した金額を入力します(貸方残高です)


① 会社設立や開業準備の費用を役員が負担した場合、「役員借入金」に入力します。

② 銀行から借入金は、「長期借入金」に入力します。

③ 資本金として払い込んだ金額は「資本金」に入力します。


4 クレジットカードで支払った開業前の支出がある場合、未払いである累計額を クレジットカード口座 (未払金)として入力します。(貸方残高です)





開始残高の入力は、新規の会社であれば、会社設立後一度切りです。その分慣れない箇所があると思います。慎重に登録することが必要です。





(出所:freee会計活用ガイドブック2021年9月版)





「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」

(ピーター F.ドラッカー)

冬の1日を元気にお過ごしくださいね。





[編集後記]

久しぶりに京都市内の西陣近辺に出張しました。

途中、上京区役所前に。

トップ画像は、町家ぽい上京区役所の庁舎の画像です。





ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。


・月曜日は「創業者のクラウド会計

・火曜日は「消費税

・水曜日は「消費税

・木曜日は「経理・会計」

・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税

・土曜日は「創業者のクラウド会計

・日曜日はテーマを決めずに書いています。






免責


ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。



カテゴリーで絞る
back記事一覧へ戻る

まずはお気軽にお問い合わせください

06-6318-7726

営業時間:9:00~17:00(月曜日~金曜日)

メールでのお問い合わせ