吹田市において、空家等の実態調査が平成30年6月から平成31年3月まで行われています。その実態調査に基づき「吹田市の空家等の現状と課題」を取りまとめています。

その後、吹田市空家等対策計画の策定のため、平成31年4月に吹田市空家等対策協議会が設置されています。その協議会で議論が進んでいます。

「吹田市空家等対策計画」は令和2年4月の策定を目途にしています。

 

私は興味を持って、そこでの議論の内容や資料により、吹田市の空や家問題について理解を深めようとしています。

今回は10月16日に開催された協議会の資料に基づき

 

吹田市の空家等の現状と課題やその発生要因を

ご紹介します

 

検討が進められている「吹田市空家等対策計画」とは

 

計画の目的

①住民の生活環境の保全を図り、空家等の活用を促進します。

②公共の福祉の増進と地域の振興を図ります。

 

■対象の空家

戸建ての住宅、店舗、倉庫等の建築物またはこれに附属する工作物を対象とします

 

計画期間

令和2年度~6年度(5年間)です。

 

吹田市内の空家の現状について

 

高齢化という背景

国内でも数少ない人口が増加している吹田市においても、老年人口(65 歳以上)の割合は増加しており、超高齢社会を迎えています。

■高齢化の進行に伴い、高齢者夫婦世帯、高齢者単身世帯も年々増加し、施設入所や死亡によって、今後、空家等となる物件増加が見込まれています。

 

空家等実態調査の結果とは

 

■空家の所有者やその状態

空家の所有者は、高齢者が多く、また建築後、相当年数が経過した建物が多いため、今後管理不全の状況となった場合、危険度の高い空家となることを未然に防ぐ施策が必要となっています。

 

■空家の利活用を促進する施策が必要となります

建物使用状況の回答から、空家等の可能性があると判断した物件の所有者のうち、約半数が「売ることも貸すこともしたくない」としています。その理由としては、「条件が整ってから考えたい」など、放置の状態が続くと予想される回答が多くみられることから、空家等の利活用や除却を促す施策や活動が必要となっています。

 

吹田市内の空家の「地域別の特徴と空家対策」資料の中で

地域の特性に応じて空家の発生要因を次のように分析しています。

 

共通の発生要因

 

・所有者の高齢化に伴う、施設入所や親族との同居

・所有者の死亡等による相続の登記未変更

・固定資産税等の住宅用地特例措置の継続

・相続人の独立・住宅所有に伴う管理不全および空家の状態悪化

 

地域特性による発生要因

 

大規模開発市街地型(千里ニュータウン地域など)

・所有者の高齢化に伴う、家を残したままでの、駅周辺の利便性の高い物件への住み替え

・広い土地、建物価値の低下による 中古流通の停滞

 

旧集落型

・空家所有者の不明による除却の難航

・空家の未接道または狭あい道路への接道による建替の難航

・歴史的価値による売却の難航

 

■既成市街地型

・空家の未接道または狭あい道路への接道による建替の難航

・高度経済成長期に建てられた建物の市場流通の停滞

・長屋等の建物の除却の難航

 

■開発市街地型

・住宅地の建物価値低下による周辺の新たな住宅開発への人口流入および中古流通の停滞

・地区計画または風致地区等の建築規制による建替の難航

 

こうした発生要因を考えると、過去からの都市計画の問題の顕在化や不動産マーケットの課題など、行政の力ではすべてを解決できません。

しかし、発生要因からスタートしないと、これからの空家問題に対する効果的な対策に取り組むことはできません。

 

空き家問題の記事

 

 空家等対策の推進に関する特別措置法(空家法)

② 「住宅用地の特例(固定資産税の軽減)」と空家法

 家を取り壊しても固定資産税評価額がそのまま課税対象となるわけではありません

④ 空き家発生のメカニズムを押さえると空き家問題の対策が取りやすい

 空き家のコスト(管理費用など)は、そもそもどれぐらいかかるのか? 

 毎年かかる住宅用土地の固定資産税は、どのように計算されているのか?

⑦ 固定資産税はどうやって計算されるのか?固定資産税の計算方法

 

 

変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!

秋の1日を元気にお過ごしください。

 

 

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