井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

一からはじめる会計のお手伝い。スタートアップの志を支える税理士。
Blog丁寧解説お役立ちブログ。
2021.04.03.Sat | 創業

決算後、確定申告を行ったあと再編集できないように「年度締め」を行います ~ クラウド会計freee[146]



「創業者のクラウド会計」の記事です。




クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。


今回は


会計年度移行に関する処理を「年度締め」といいます



を紹介します。



個人であれば決算や確定申告は暦年ごとに行います


たとえば、令和2年分の確定申告は2020/01/01~2020/12/31の期間のデータを申告することとなります。

確定申告をおこなったデータは、提出後に再編集をできないようにしておく必要があります。

また、年末の売掛金や固定資産などの残高データは、翌年に残高データを繰り越す必要があります。

データの確定および繰越処理について、freeeでは年度締めと呼んでいます。

言い換えるならば、「繰越処理」です。


つまり、年度締めとは


たとえば、個人事業主が2020年の確定申告を行う場合は、会計期間が「2020-01-01〜2020-12-31」となっています。

2020年の確定申告が終わると、2020年の入力データを完了させ、2021年に会計期間を変更する処理が必要となります。その変更処理です。


年度締めを行うことにより次の処理が実行されます


■ 前年(2020年)のデータは確定状態となります。編集ができなくなります。

■ 前年末に残高のあった売掛金や固定資産の残高データを翌年に繰り越す処理を行います。

■ 個人事業主の場合、次の繰越仕訳が自動生成されます。

自動で仕訳し、計算しますので、仕訳を作成する必要はありません。







年度締めをするタイミングなどの注意点はつぎの2つです


■ 決算書(確定申告書)の作成後に、年度締めを行います。

■ 年度締めを行う前に翌年の帳簿付けをしても問題ありません。



年度締め後、取引などの間違いに気づきデータを修正する場合(年度締めを解除します)


■ 前年のデータを修正する場合は、「年度巻き戻し」を行います。

■ 次の操作により、確定した直前年に巻き戻すことができます。

「確定申告」(または「決算」)→「年度締め」→「◯年度の編集に戻る」ボタンを選択します。これで、前年の編集に戻ることができます。

必要な修正を行ってから、再度「年度締め」の処理をします。






変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!

春の1日を元気にお過ごしください。




創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。

次のようなサービスを提供しています。

Founding 創業・起業サポート






ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。


・月曜日は「創業者のクラウド会計

・火曜日は「介護事業」または「確定申告

・水曜日は「消費税

・木曜日は「経理・会計」

・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税

・土曜日は「創業者のクラウド会計」または「決算書の読み方」など

・日曜日はテーマを決めずに書いています。



免責


ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。





カテゴリーで絞る
back記事一覧へ戻る

まずはお気軽にお問い合わせください

06-6318-7726

営業時間:9:00~17:00(月曜日~金曜日)

メールでのお問い合わせ