決算書に計上するまでの借入金のチェックポイントを紹介します

 

借入金管理は会計業務での重要項目です。

1支払利息は適正な利率で計上していますか?

 

■銀行からの借入金は、借入をした際の受け取った「融資資金の明細および支払額の明細書」や「返済予定表」で利息や残高を確認します。

■金融機関以外からの借入金は、金銭消費貸借契約書と照合して、相手先、金額、返済期間、支払条件を確認します。借入利息の計上が契約書どおり、適正に処理されているかどうかをチェックします。

■役員または関係会社との金銭消費貸借契約で、著しく高いまたは低い利率での支払利息は問題があります。

 

<参考> 役員からの借入金の記事

「会社が社長からお金を借りる」はこちら

「会社が社長からお金を借りる、高金利の場合」はこちら

 

2借入金の残高は定期的に確認していますか?

 

■決算期に、金融機関からの借入金の場合は、計算書類の残高と金融機関の残高証明書と照合します。借入金の残高の確認を行います。

■金融機関以外のからの借入金の場合は、借入先に対して自社が計上している残高を書面等で通知します。残高を確認する必要があります。

これにより、内部の不正等を防ぐことになり、借入先との後日の紛争を防止することになります。

 

3借入金の契約条件は明確ですか?借入契約書はありますか?

 

■役員や関係会社からの借入金は、利率や借入期間、返済条件が曖昧で、恣意的な内容になっていませんか?

■金銭消費貸借契約書は存在しますか?

利率や返済条件を確認し、契約書の有無を確認することにより、問題の発生を未然に防ぎます。

 

決算の際に「借入金および支払利子の内訳書」を作成します

 

金融機関や税務署は「借入金および支払利子の内訳書」を細かく確認しています。

それだけ、この内訳書から得られる情報が多いということです。

決算書に添付する「借入金および支払利子の内訳書」では、借入先ごとに借入金について、その名称と所在地および期末残高を記載します。

法人・代表者との関係も記載することになっています。また、期中の支払利息の額とその利率、借入理由、担保の内容(物件の所在地、数量、所在地等)を細かく記入するようになっています。

 

作成する「借入金および支払利子の内訳書」は次のようなものです。

 

借入金の管理とチェックは自社で確実に行い、外部に報告する内訳書は適正に作成することが大切です。

 

 

土曜日は、経営者の方が自社の決算書の数字を理解して、経営に活かせる“会計”の考え方を解説しています。

経営者は「お金の動きを通して会社の状態を把握し、経営をコントロールする」ことをおすすめします。

 

Every day is a new day!

秋の1日を元気にお過ごしください。

 

【編集後記】

お彼岸です。今日は朝早く、近くの義父母の墓にお参りしました。

実父母の墓(舞鶴)へは9月の末ぐらいにお参りを予定しています。

 

経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方

① 借入金の返済に必要なもうけはいくらですか?

② 決算書の全体像をイメージする

③ 売上高はどう読むか?3~5年程度の推移の中で判断しましょう

④ 売上総利益は率をチェックしましょう。大切なことが分かります

⑤ 会計では売上原価と在庫はセットで考えます。在庫は要注意

⑥ 粗利率ではなく粗利益(売上総利益)でみる

⑦ 販管費とは営業にかかった費用のことをいいます。 

⑧ 交際費は年間800万円までが経費になります。 

⑨ 本来の事業でどれだけ稼げているか?がわかるのが営業利益。 

⑩ 価値を減じて償却する。減価償却費とは何か

⑪ 経常利益・略してケイツネはPLの中で最も重要な利益

⑫ PLの中の5つの利益のうち、4つめの利益が税引前当期純利益

⑬ 5つめの利益が当期純利益。会社が1年間で得た最終的な利益です

⑭ 貸借対照表の見方~お金の動かしやすいものから、上から順にならびます

⑮ 流動資産の3つの区分~資産でないものが含まれています

⑯ 固定資産は使い続けることで利益を生み出す資産です

⑰ 固定資産が償却不足になっていませんか

 土地の価額は、資産価値の実態を反映していますか?

⑲ 販管費のうちの人件費。ポイントになるのは「役員報酬」です

⑳ 貸付金に回収のあてのないものが隠れていませんか

 貸付金のうち、中小企業で最も多いのは社長への役員貸付金

㉒ 開業費などの繰延資産の考え方。繰延費用と考える方がわかりやすい

㉓ 売掛金の回収サイトのチェックポイント。介護事業の回転月数は約2.5月

㉔ 売掛金の期末残高について注意したい3つのポイント

㉕ 在庫の過大計上は資産が増えるわけですから「利益」が増えます

 高額な仮払金・立替金などは決算書に計上してはいけません

㉗ 債務の計上はもれてしまいます。計上もれを防ぐための方法 

㉘ 運転資金を算出するための計算ポイントと必要運転資金

㉙ 中小企業の借入限度額は?借入金の妥当額の考え方

 

土曜日は「会計」を紹介しています。

ブログ記事はhttps://www.y-itax.com/category/keiri/

 

会計超理解ハンドブック(No1~No17)

① 会計の勉強を始めたが…

② 財務三表とは?

③ 損益計算書は5つの“利益”だけ覚えてください

④ 損益計算書は前期と比較する

 貸借対照表は三つの箱で理解する!

⑥ 貸借対照表は五つの箱で考える。

⑦ 貸借対照表で現金を増やす方法がわかる。 

⑧ キャッシュフロー計算書は資金繰り表です

 ⑨ 減価償却費って何ですか

 ⑩ 利益は出ているけれど、黒字倒産はなぜ起こる

⑪ 決算書はどう読むか?貸借対照表のチェックポイントは純資産です

⑫ 貸借対照表のチェックポイント「固定資産と純資産」です。

⑬ C/F計算書のチェックポイントは「営業キャッシュフロー」です

⑭ 貸借対照表は2期分ならべて比べる。  

⑮ 利益の増加とは、自力で資金調達していることと同じです。   

⑯ 毎月、試算表を作成して活用する!

⑰ 月次の試算表から、資金繰りを把握する方法

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」

・火曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「新事業承継税制」特例のポイント解説

・木曜日は法人節税策の基礎知識【創業者向け】

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日は「贈与税をわかりやすく!」