金融庁作成の中小企業融資編を参考に、中小企業が銀行から高く評価されるためのヒントを紹介します。

銀行の視点を理解することにより、「銀行はいかに企業を評価するのか?」「銀行からの評価を上げて資金調達を有利にする方法」を知っておくことをおすすめします。

 

今回のポイントは

代表者の家族などの支援者が、支援の意思があり、資力がある場合には

 

それらを企業の返済能力に加えて、銀行は企業の評価を行います

 

たとえば、パン製造販売業者Q社

 

■代表者夫婦で経営するパン屋で、退職金をもとに自宅の一部を店舗に改造しています。

■開業後約2年は黒字で推移しました。

■しかし急速に顧客が減り、現在は近所の固定客に限られています。

■現在は大幅な赤字経営となっています。

 

おもな財務状況

 

①開業資金(元利20万円/月の返済)の返済は、昨年から滞りがちです。

②最近では3か月遅れて入金されています。

③代表者は銀行に返済条件緩和の申出をしました。その際、代表者の長男が遅延金を一括して支払いました。

 

現況と今後の状況

 

→ 銀行は返済や最終の回収に問題が生じた場合には、長男自身が支払う旨の申出を受けたことから、返済額の軽減(元利10万円/月、 最終期日に残額一括返済)に応じています。

→ 長男は35歳の会社員で、年収は9百万円程度です。

→ 長男は債務者の保証人となっていません。

 

評価のポイント

 

金融機関は、経営に直接関連しない者の支援を検討する際には次の点を確認します

■支援者の意思、代表者と支援者との関係と親密度

■支援者の資力と残債権の金額

■支援者自身の個人収支、借入金や第三者への保証債務の有無など

 

これらのことに問題がなければ、経営破組に陥る可能性は高くない貸出先と評価されます。

 

しかし、将来にわたって問題ないとまではいえません。

本業の収益力向上によるキャッシュフローの改善が必要です。

 

(出所:金融庁「知ってナットク!事例集」POINT4)

 

 

変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

 

Every day is a new day!

春の1日を朗らかにお過ごしくださいね。

 

 

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銀行はいかに企業を評価するか?評価を上げて資金調達を有利にする方法

① 銀行は中小企業の評価を実体的な財務内容で判断します

 銀行は経営者と企業を一体として判断します

 金融機関が取引先の将来性を判断する際のポイント「技術力

 将来性を判断する際のポイント「販売力

 金融機関が取引先を判断する際のポイント「代表者個人の信用力

 経営改善に向けた取り組みが大切

 経営改善に向けた取り組みが高く評価されます

⑧ 今後の再建可能性を銀行が判断する際のポイント「本業の収益力

⑨ 「企業の返済能力」は重要な判断ポイント

⑩ 信用保証協会の保証により融資保全されている場合は条件変更が行いやすい

 金融検査マニュアルの廃止と健全性政策基本方針の策定

 経営改善計画の策定とその具体的な実行があれば、不良債権にはなりません

 大幅な赤字や債務超過でも、キャッシュフローの状況で判断します

 多額の代表者報酬で会社が赤字となっているケース

 

経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方

① 借入金の返済に必要なもうけはいくらですか?

② 決算書の全体像をイメージする

③ 売上高はどう読むか?3~5年程度の推移の中で判断しましょう

④ 売上総利益は率をチェックしましょう。大切なことが分かります

⑤ 会計では売上原価と在庫はセットで考えます。在庫は要注意

⑥ 粗利率ではなく粗利益(売上総利益)でみる

⑦ 販管費とは営業にかかった費用のことをいいます。 

⑧ 交際費は年間800万円までが経費になります。 

⑨ 本来の事業でどれだけ稼げているか?がわかるのが営業利益。 

⑩ 価値を減じて償却する。減価償却費とは何か

⑪ 経常利益・略してケイツネはPLの中で最も重要な利益

⑫ PLの中の5つの利益のうち、4つめの利益が税引前当期純利益

⑬ 5つめの利益が当期純利益。会社が1年間で得た最終的な利益です

⑭ 貸借対照表の見方~お金の動かしやすいものから、上から順にならびます

⑮ 流動資産の3つの区分~資産でないものが含まれています

⑯ 固定資産は使い続けることで利益を生み出す資産です

⑰ 固定資産が償却不足になっていませんか

 土地の価額は、資産価値の実態を反映していますか?

⑲ 販管費のうちの人件費。ポイントになるのは「役員報酬」です

⑳ 貸付金に回収のあてのないものが隠れていませんか

 貸付金のうち、中小企業で最も多いのは社長への役員貸付金

㉒ 開業費などの繰延資産の考え方。繰延費用と考える方がわかりやすい

㉓ 売掛金の回収サイトのチェックポイント。介護事業の回転月数は約2.5月

㉔ 売掛金の期末残高について注意したい3つのポイント

㉕ 在庫の過大計上は資産が増えるわけですから「利益」が増えます

 高額な仮払金・立替金などは決算書に計上してはいけません

㉗ 債務の計上はもれてしまいます。計上もれを防ぐための方法 

㉘ 運転資金を算出するための計算ポイントと必要運転資金

㉙ 中小企業の借入限度額は?借入金の妥当額の考え方

 自社でやる借入金の3つのチェックポイント

㉛ 仮受金のなかに借入金はありませんか

㉜ 創業者の9割は決算書を見ていない。はじめての決算書6つのチェックポイント

㉝ 「利益」と「借入限度額」の目安

㉞ つぶれない会社を決算書からチェックする3つのポイント

 社長からの借入金はメリットになるときがあります

 実態バランスシートで経営を把握します

 月次試算表のチェック方法① 現預金の残高からチェックします

㊳ 月次試算表のチェック方法② 次に利益剰余金と売掛金

㊴ 月次試算表のチェック方法③ 棚卸資産と貸付金

㊵ 月次試算表のチェック方法④ 負債科目の買掛金と未払金

㊶ 月次試算表のチェック方法⑤  キャッシュフローをつかむ

㊷ 月次試算表のチェック方法⑥  損益計算書のチェックポイント

㊸ 月次試算表のチェック方法⑥ 損益計算書「売上」のチェックポイント

 借入金の返済額のうち元金は、損益計算書に計上されません

㊺ 短期継続融資による経常運転資金の調達

㊻ 金融検査マニュアル別冊の「事例20」短期継続融資

 短期継続融資が何ら問題ない事例

 

土曜日は「会計」を紹介しています。

ブログ記事はhttps://www.y-itax.com/category/keiri/

 

会計超理解ハンドブック(No1~No17)

① 会計の勉強を始めたが…

② 財務三表とは?

③ 損益計算書は5つの“利益”だけ覚えてください

④ 損益計算書は前期と比較する

 貸借対照表は三つの箱で理解する!

⑥ 貸借対照表は五つの箱で考える。

⑦ 貸借対照表で現金を増やす方法がわかる。 

⑧ キャッシュフロー計算書は資金繰り表です

 ⑨ 減価償却費って何ですか

 ⑩ 利益は出ているけれど、黒字倒産はなぜ起こる

⑪ 決算書はどう読むか?貸借対照表のチェックポイントは純資産です

⑫ 貸借対照表のチェックポイント「固定資産と純資産」です。

⑬ C/F計算書のチェックポイントは「営業キャッシュフロー」です

⑭ 貸借対照表は2期分ならべて比べる。  

⑮ 利益の増加とは、自力で資金調達していることと同じです。   

⑯ 毎月、試算表を作成して活用する!

⑰ 月次の試算表から、資金繰りを把握する方法

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計

・火曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「新事業承継税制特例のポイント解説

・木曜日は「法人節税策の基礎知識

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日は「贈与税をわかりやすく!」

 

免責

ブログ記事は、投稿時点での税法等に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。